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【プログラミング入門】MacでC言語に挑戦

PCでプログラミングを始めるための手順を解説します。
一般的に自分で作成したプログラムを動かすには「コンパイラ(Compiler)」という特殊なソフトウェアが必要です。
コンパイラプログラミング言語機械語というコンピューターで実行可能な命令に変換するソフトウェアです。


MacmacOS)にはC言語コンパイラが標準搭載されているので、手軽にプログラミングを始めることができます!
今回はC言語に挑戦ということでGCCGNU Compiler Collection)という有名なコンパイラを使用します。


まず、サンプルプログラムとして以下のソースコード(hello.c)を用意します。
テキストエディタ(メモ帳)にコピーして保存する形で大丈夫です。(ファイルの拡張子は.cで保存)


hello.c

#include <stdio.h>

int main(void) {
    printf("Hello, World!\n");
    return 0;
}


コンパイルの前に、プログラミングの作業用のフォルダ(ディレクトリ)を準備します。
先ほどのソースコード(hello.c)もその場所に移動しておきます。
f:id:mgrtex360:20161112213659p:plain


いよいよコンパイルを行い、機械語に変換します。
コンパイルはコマンド入力によって実行するので、ターミナル(白黒の画面)を起動しましょう。
f:id:mgrtex360:20161112213403p:plain


ターミナルを起動した状態だと、カレントディレクトリ(現在の場所)はホームディレクトリ(ユーザー名の場所)になっています。
文字だけでわかりにくいですが、ターミナルもFinderなどと同様に今見ている場所を移動していく必要があります。
なので、ホームディレクトリから作業用のディレクトリへ移動しましょう。


ターミナル内での移動には、cdコマンドを使用します。

cd [移動したい場所へのパス]

※かっこ[]は入力しません


現在のホームディレクトリからドキュメントフォルダへ移動したい場合:

cd Documents


移動が完了していれば、lsコマンドを実行しましょう。そのフォルダ内にあるファイルの一覧が確認できます。

ls


hello.cが表示されていれば、コンパイルのコマンドを実行しましょう。
コンパイルのコマンドはgccです。

gcc [入力するファイル名] -o [出力したいファイル名]


今回はhello.cを入力してhello(実行ファイル、拡張子なし)を出力しましょう。

gcc hello.c -o hello


問題がなければ何も表示されずコマンド入力の待機状態へ戻ります。
hello(実行ファイル)が生成されていることを確認しましょう。
f:id:mgrtex360:20161112220050p:plain


プログラムを実行して結果を確認しましょう!
実行は以下のコマンドです。

./hello


画面に「Hello, World」と表示されていれば成功です!